イラストレーターの大変なこと

イラストレーターが取引で起こるトラブルの対処法


福ちゃん
フリーランスイラストレーターの福ちゃんです。

めったに起こらないとはいえ、取引の最中にトラブルがおこると、対処法に困ったり、落ち込んだりします。
できるだけトラブルにならないよう気をつけている事について書いていきます。

 

イラストレーターが取引で起こるトラブルとは

何度も繰り返すラフ変更

打ち合わせでご依頼内容を伺ったらラフ作りを始めます。
打ち合わせ時に詳しくご希望を伺ったり、タッチ確認をした上でラフを制作しますが、
何度出してもラフに納得していただけない場合があります。

その場合は主に、ご依頼される方の思考の仕方が作りながら考える」タイプの方の場合です。
制作側としては、つくりたいもののイメージを絞ってからご依頼が頂けると、より的確なご提案ができます。
しかし考え方は様々なので(私も作りながら考える方です)、「作りながら考える」場合は
根気強くご納得いただけるラフを制作します。

トラブル対処法(一つまたは複数組み合わせます)
①事前の打ち合わせ、タッチ確認を毎回しっかり行っておく。
打ち合わせの際に、丁寧に聞き取りをする事でお互いの誤差が縮まります。

②納期を確認しておく。
納期によって、ラフをいつまでも繰り返していると間に合わなくなる場合があります。
スケジュールを確認しながら「納期が〇〇なので、△△までにラフ決定をお願いします」と、時間を逆算して制作時間を確保します。

③ラフの回数を決めておく。
日頃からラフの回数を決めてブログやホームページなどに提示しておきます。
または打ち合わせの際にお伝えしておきます。
例えば「3回まで」で決めておいて
実際は柔軟に、多少の修正なら対応するなどします。

 

着彩後の修正作業

基本的には最低限にして頂く方が良いと思います。

ご担当者の方が完成イラストの一部を変更する移動するなどは問題ありませんが
追加修正作業が発生する状況はなるべく避けた方が良いと思います。

データで描いた場合は修正に対応しやすいですが、原画だと困難です。
「あきらかに修正の必要がある」
「やってもかまわない」
事もあります。

しかし描き方や、時間制限などで
「それは難しい」
と思われる場合は
担当の方にあらかじめ
「着彩後の修正は対応しかねます。」
とお伝えしおくと良いと思います。

 

キャンセル

お仕事が進行している最中にキャンセルになる事があります。
初期段階でのキャンセルは残念ですが…で終了して良いと思いますが
打ち合わせを何度か行っていたり、ラフを作っている途中でのキャンセルの場合はキャンセル料を頂きます。

金額についてはご自身で設定されると良いと思いますが
進行具合に応じて本来の製作費の〇〇%など設定しておくと良いと思います。

 

喧嘩

ある取引先の担当者の方と、喧嘩になりそうな時。その方の属すると会社との取引全体がダメにならないように気をつける必要があります。

しかし、その取引が対等に行われていない場合、あまりにご担当者が横柄だったり、あまりに理不尽であれば「断る権利」を持っているのですからお断りしてさっぱり縁を切ってしまうのも方法です。

自分が壊れてしまうような、してはいけない我慢もあります。
そんな苦しい状況の時は少し俯瞰視してみましょう。

「これをことわったらもうおしまい…」
と思われる状況も、時間がたてば大抵のことは
「何とかなった!」
と思える時が必ず来ます。

 

イラストレーターが取引で起こるトラブルのまとめ

イラストレーターが取引で起こるトラブルの対処法
について書いてきましたがいかがでしたでしょうか。

  • 何度も繰り返されるラフ変更
  • 着彩後の修正作業
  • キャンセル
  • 喧嘩

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以上について書かせて頂きました。

一人一人考え方は違います。
思ってもみなかった状況に陥った時に「え!」とびっくりしてあわてないで、
この方はなぜこう言われたのか、何を考えていらっしゃったのかをゆっくり考えると、
「それなら、わかるな」と、気持ちの整理ができて、落ち着くことができます。

いずれも対処法は、はじめにしっかり打ち合わせをさせて頂く事なのですが
実際トラブルの渦中にいるとそれだけではおさまらかったり、
想定外の事態に巻き込まれたりする事があります。
ご担当者、お仕事の内容、納期などにより
柔軟に対応していくことが大切だと思います。

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