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フリーランスが検討すべき老後の備えの一つが「小規模企業共済」です。
小規模企業の経営者や役員が、廃業・退職時の生活資金のためにつみたてるのがこの制度です。
小規模企業の経営者のための「退職金制度」です。
経営者といっても、私のようなフリーランスのイラストレータもあてはまります。
・掛け金が全額控除
・事業資金の借入もできる
大変お得な制度です♪
今回は「小規模企業共済」の加入はいつまでか?まだ間に合うのか?
について書いていきます。
小規模企業共済とは
小規模企業の経営者や役員、個人事業主などのための積み立てによる退職金制度です。
全国で153万人(2021年3月現在)の方が加入しています。
小規模企業共済のメリットとデメリット
メリット
1、高い節税効果
月々の掛金は1,000~70,000円まで
500円単位で自由に設定が可能
加入後も増額・減額可能
確定申告の際は、その全額を課税対象所得から控除
2、受け取り方法が選べる
共済金は、退職・廃業時に受け取り可能。
満期・減額はない。
受け取り方法は「一括」「分割」「一括と分割の併用」が選べます。
一括受取りの場合は退職所得扱い、
分割受取りの場合は、公的年金等の雑所得扱いとなり
税制メリットがあります。
3、低金利の貸付制度を利用可能
契約者は、掛金の範囲内で事業資金の貸付制度を利用できる。
- 一般貸付け
- 緊急経営安定貸付け
- 傷病災害時貸付け
- 福祉対応貸付け
- 創業転業時・新規事業展開等貸付け
- 事業承継貸付け
- 廃業準備貸付け
デメリット
元本割のリスク
1、掛金の減額・掛止めをすると減額分は運用されないままになる
2、共済金受け取り時に課税される
3、納付月が12ヶ月未満だと共済金は受け取れず掛け捨てとなる
引用元:創業手帳
4、納付年数によって元本割する
共済金A・B:加入後2年未満で元本割
準共済金:5年未満で元本割
解約手当金:20年未満で元本割
引用元:節税対策ドキュメント
「小規模企業共済」の加入はいつまでか?まだ間に合うのか?
小規模企業共済は加入に年齢制限がありません。
中途解約も可能(任意解約・機構解約では掛金納付20年未満で解約すると元本割れする)
60歳以上でも入ることはできるが、
65歳までに退職なら:5年間の納付機関があれば元本回収可能
65歳以上まで働くなら:元本を回収するまでに15年間加入が必要
引用元:節税対策ドキュメント
小規模企業共済の口コミ
悪い口コミ
小規模企業共済がいいみたいなツイートみたけど、小規模企業共済は20年未満は元本割れだし、利回りも株式投資などに比べて低いしインフレリスクにも対応しにくいと思うからそんなに絶賛するほどおすすめできない。
それならidecoとNISAで運用して、余った金額を使うくらいな感じで十分では🤔
— ゆき (@yukikkoro1) September 27, 2020
小規模企業共済はこの年になるといろいろムズいんだよなー。入るなら50までに入ったほうがいいよ。できれば45。年金受け取り加入15年必須元本割れ回避加入20年必須は50過ぎるとわりとムズい。廃業すればいいだけだけどそれこそライターは廃業のタイミングがムズい。
— ちゅら (@chura_nankuru) August 14, 2022
やばい。お金がないのに小規模企業共済の引き落としが。
— 新井俊一🐰大阪 (@shunichi_arai) June 12, 2022
良い口コミ
小規模企業の方やフリーランスの人であれば節税を考えるなら小規模企業共済がおすすめ。月額1000円~70000円まで自由に積み立てられて全額が確定申告の際に控除される。すぐには解約できないが利率がいいので積み立てれば退職金の代わりになります。私はもう10年以上やっています。簡単な節税対策です
— 江森義信 / 服デザイナー (@emori_yoshinobu) January 19, 2020
一時支援金の事前確認をしていると、将来への不安から積立をしたいという相談も受けます。
個人事業主の場合、まずは小規模企業共済が個人的におすすめ。その年の掛金全額が所得控除になり節税につながります。
預金に寝かせとくのはもったいない。— 江戸川南青色申告会 (@aoiro_edominami) June 3, 2021
小規模企業共済、私もフリーランスのイラストレーターになってから偶々母が知り合いから聞いた事が切っ掛けで始めました。
積み立て金は毎月の為、収入がなく不安定な場合はきついですが、其の後も含めて色々な意味で利点しかないので続けています。有難い制度ですね。 https://t.co/BiWiKGNtz2— THORES柴本(Shibamoto)◆装画家◆キャラ&衣装デザイン (@thoresiva) May 26, 2021
まとめ
小規模企業共済加入はいつまで?まだ間に合う!
について書いてきましたがいかがでしたでしょうか。
【小規模企業共済のデメリット】
1、掛金の減額・掛止めをすると減額分は運用されないままになる
2、共済金受け取り時に課税される
3、納付月が12ヶ月未満だと共済金は受け取れず掛け捨てとなる
【小規模企業共済のメリット】
1、高い節税効果
2、受け取り方法が選べる
3、低金利の貸付制度を利用可能
「小規模企業共済」の加入はいつまでか?まだ間に合うのか?
加入に年齢制限はありませんので間に合います。
しかし、条件によって元本割のリスクがあるのでよくご検討ください。